2010/9/13

環境・通信・その他

域内で婚外子が増加、20年で2倍に

この記事の要約

EU内で未婚のカップルから生まれる非嫡出子(婚外子)が増えていることが、EU統計局ユーロスタットの最新調査で分かった。これによると、2008年に生まれた子供のうち婚外子の割合は35.1%で、3割超を占めている。この割合は […]

EU内で未婚のカップルから生まれる非嫡出子(婚外子)が増えていることが、EU統計局ユーロスタットの最新調査で分かった。これによると、2008年に生まれた子供のうち婚外子の割合は35.1%で、3割超を占めている。この割合は1990年に17.4%、98年に25.1%と急増しており、約20年間で2倍に達した。

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婚外子の比率はエストニアが59%で最も高かった。このほかスウェーデン(54.7%)、スロベニア(52.8%)、フランス(52.6%)、ブルガリア(51.1%)で5割を超えた。最低はギリシャの5.9%。以下、キプロス(8.9%)、イタリア(17.7%)、ポーランド(19.9%)の順となっている。1990年と比べて増えていないのはデンマークだけだった。

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域内の結婚件数は1990年に1,000人あたり6.3件だったが、08年には4.9件に減った。増えたのはデンマーク、アイルランド、ポーランド、フィンランド、スウェーデンの5カ国にとどまっている。

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