EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した2010年4－6月期のユーロ圏の労働コスト（時間当たり）上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.6％となり、統計が始まった2000年以降で最低の水準を記録した。前期は1.9％だった。（表参照）
\労働コストの大部分を占める賃金・給与の上昇率が1.5％、非賃金コストの上昇率が2％となっている。産業別の上昇率は鉱工業が1.1％、建設業が1.7％、サービス業が1.9％だった。
\EU27カ国ベースの労働コスト上昇率も1.6％。最高はブルガリアの8.6％、最低はリトアニアのマイナス7％だった。
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