EU統計局ユーロスタットが24日発表した9月の製造業受注統計によると、ユーロ圏の新規受注は前年同月比13.5%増となったが、上げ幅は前月の24.7%から大きく縮小した。政界経済の成長減速、ユーロ高による輸出の鈍化が影響しているもようだ。(表参照)
\分野別では中間財、資本財、非耐久消費財が伸びたが、耐久消費財が1.9%減とマイナスに転じた。
\EU27カ国ベースの新規受注は前年同月比13.4%増。こちらも上げ幅は前月の22.7%を大きく割り込んだ。
\一方、前月比ではユーロ圏が3.8%減、EUが2.5%減となり、それぞれ前月の5.1%増、3.5%増からマイナスに転落した。ユーロ圏の下げ幅は2008年12月以来の高水準となった。
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