2011/1/3

欧州ビジネスウオッチ

VWがDRB-ハイコムと提携、マレーシアで車両生産へ

この記事の要約

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は12月21日、マレーシアの複合企業DRB-ハイコムと提携すると発表した。マレーシア東部のペカンにあるDRB-ハイコムの工場でVW車を共同生産する。VWは2018年までにトヨ […]

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は12月21日、マレーシアの複合企業DRB-ハイコムと提携すると発表した。マレーシア東部のペカンにあるDRB-ハイコムの工場でVW車を共同生産する。VWは2018年までにトヨタを抜いて世界最大の自動車メーカーになるという目標を打ち出しており、その実現に向けて東南アジアの主要市場であるマレーシアでの事業基盤を提携によって強化する。

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ペカン工場ではまず2011年末から中型車「パサート」を生産、2012年末には「ジェッタ」を追加する。セミノックダウン方式で当初は年数千台を生産。段階的に規模を引き上げていく。

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VWはマレーシアでの生産に向け長年、現地大手のプロトンと提携交渉を進めてきたが、10年半ばに決裂した。DRB-ハイコムは現地に包括的な生産・販売網を持っており、VWはプロトンとの交渉決裂後、新たな提携先候補として交渉を進めてきた。

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