2011/2/14

総合 –EUウオッチャー

ユーロ圏臨時首脳会議が3月11日開催、経済政策協調策の調整図る

この記事の要約

EUのファンロンパイ大統領(首脳会議常任議長)は9日、ユーロ圏17カ国による臨時首脳会議を3月11日に開催すると発表した。同月下旬に開かれるEU首脳会議に先立って、ドイツとフランスが先ごろ提案したユーロ圏各国の経済政策協 […]

EUのファンロンパイ大統領(首脳会議常任議長)は9日、ユーロ圏17カ国による臨時首脳会議を3月11日に開催すると発表した。同月下旬に開かれるEU首脳会議に先立って、ドイツとフランスが先ごろ提案したユーロ圏各国の経済政策協調策について協議し、意見の調整を図る。

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ドイツとフランスは2月4日に開かれたEU臨時首脳会議で、ユーロ圏の財政規律・財政再建の強化による信用不安問題解消や競争力強化を目的に、各国の関連政策を調整することを提案。年金受給開始年齢の引き上げや物価上昇率に連動した賃上げ制度の廃止、法人税の最低税率導入などが検討課題として挙がっている。

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ユーロ圏17カ国は臨時首脳会議で同問題について話し合うが、多くの国が独仏案に難色を示しており、調整は難航が予想される。

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