2011/4/18

欧州ビジネスウオッチ

フィアット、クライスラーへの出資拡大

この記事の要約

伊自動車大手フィアットは12日、米クライスラーに対する持ち株比率を25%から30%に引き上げたと発表した。2009年にクライスラーに出資した際に米政府と取り決めた基準を達成したことに伴うもの。最終的には持ち株比率を51% […]

伊自動車大手フィアットは12日、米クライスラーに対する持ち株比率を25%から30%に引き上げたと発表した。2009年にクライスラーに出資した際に米政府と取り決めた基準を達成したことに伴うもの。最終的には持ち株比率を51%まで拡大することを目指す。

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フィアットは米政府との取り決めで、一定の目標を達成するたびに出資拡大が認められる。1月にはクライスラーのミシガン工場で低燃費4気筒エンジンを開発したことから、持ち株比率を20%から25%に拡大。今回は北米以外でのクライスラー車販売拡大で目標を達成したことから、30%への引き上げが認められた。次の目標は、40マイル/ガロン(40mpg)の低燃費クライスラー車の開発。これが実現すると、持ち株比率を35%まで拡大できる。

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