2011/5/16

欧州ビジネスウオッチ

アイルランド製薬大手エラン、DDS部門を米社に売却

この記事の要約

アイルランド製薬最大手のエランは9日、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)部門のエラン・ドラッグ・テクノロジーズ(EDT)を米同業アルカーメスに売却することで合意したと発表した。買収総額は9億6,000万ドル。年内の […]

アイルランド製薬最大手のエランは9日、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)部門のエラン・ドラッグ・テクノロジーズ(EDT)を米同業アルカーメスに売却することで合意したと発表した。買収総額は9億6,000万ドル。年内の買収手続き完了を目指す。

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DDSは目標とする患部のみに薬剤に送り込む投薬技術。エランは膨らんだ債務の圧縮に向け、EDTの放出を決めた。

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アルカーメスはEDTを現金5億ドルと株式交換により取得する。アルカーメスは同買収により売上高が倍増すると見込んでいる。

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アルカーメスは今回の買収に伴い、米国より法人税が低いアイルランドに本社を移し、同国で上場する。株式交換部分は新会社の株式25%をエランに渡す形となる。

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