2011/7/4

欧州ビジネスウオッチ

独連銀前総裁、UBSの次期監査役会長に

この記事の要約

スイス金融大手UBSは1日、ドイツのアクセル・ヴェーバー前連銀総裁が同行の次期監査役会長に就任すると発表した。同氏をめぐってはドイツ銀行の次期頭取に就任するとの観測もあったが、今回の発表で打ち消された格好だ。\ ヴェーバ […]

スイス金融大手UBSは1日、ドイツのアクセル・ヴェーバー前連銀総裁が同行の次期監査役会長に就任すると発表した。同氏をめぐってはドイツ銀行の次期頭取に就任するとの観測もあったが、今回の発表で打ち消された格好だ。

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ヴェーバー氏はまず2012年5月にUBSの監査役副会長となり、2013年から同会長に就任する。同行では現在、最高経営責任者(CEO)をドイツ人のオスヴァルト・グリューベル氏が務めており、ヴェーバー氏が監査役会長に就くとトップ2ポストをともにドイツ人が占めることになる。

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ヴェーバー氏は欧州中央銀行(ECB)次期総裁の最有力候補とみなされていたが、今年2月になって就任の意思がないことを表明。独連銀総裁の職からも4月末日付で退いた。現在はシカゴ大学で客員教授を務めている。

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