欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は7月28日の決算発表で、資本・業務提携先のスズキとの関係を見直していることを明らかにした。スズキは先ごろ、VWとの関係に不満を表明しており、両社の提携は解消される可能性も出てきた。
\2社は2009年に戦略提携し、VWはスズキ株19.9%、スズキはVW株2.5%をそれぞれ取得。事業面で協力関係を深めていく予定だった。だが、スズキが当初から求めていた対等な関係性をVWが軽視したため事業提携は先に進んでおらず、VWのペッチュ取締役は決算発表の場で、7月に入って提携の見直しを開始したことを明らかにした。
\