欧州委員会が23日発表したユーロ圏の8月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス16.6となり、前月の同11.2から5.4ポイント低下した。信用不安拡大と景気減速を受けたもので、リーマン・ショック直後の2008年10月を上回る下げ幅を記録。同指数は2010年6月以来の低水準に落ち込んだ。
\ユーロ圏ではギリシャを震源地とする信用不安がイタリア、スペインにも波及。さらに4-6月期の成長率は前期比0.2%と、前の期の0.8%から大きく縮小した。
\EU27カ国ベースの指数はマイナス16.8で、前月から4.4ポイント低下した。
\製造業など他の部門を含めた同月の景況感指数の詳細は30日に公表の予定だ。
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