2011/8/29

産業・貿易

仏・伊など空売り禁止延長、解除は時期尚早と判断

この記事の要約

フランスとイタリア、スペインの証券当局は25日、一部株式を対象とする空売り禁止措置を延長すると発表した。金融市場の混乱が続いていて、解除は時期尚早と判断したためで、フランスは11月11日、イタリアとスペインは9月30日ま […]

フランスとイタリア、スペインの証券当局は25日、一部株式を対象とする空売り禁止措置を延長すると発表した。金融市場の混乱が続いていて、解除は時期尚早と判断したためで、フランスは11月11日、イタリアとスペインは9月30日まで継続する。

\

3カ国は12日、フランス国債格下げの噂が広がり、金融市場が動揺したことを受けて、金融株など一部の株式を対象に、株式を実際に保有せずに売り注文を出す投機的な空売りを15日間にわたって禁止する措置を導入していた。

\

3カ国と足並みをそろえて12日に無期限の空売り禁止を導入したベルギーは同日、解除の具体的なスケジュールは示さず、当面は禁止を継続する意向を表明。市場の環境が整えば解除するとしている。

\

一方、4カ国に先立つ9日に、空売りを10月7日まで禁止する措置を導入したギリシャは同日、9月末までに市場の動向を見極め、措置解除の可否を判断する方針を示した。

\