2011/10/10

欧州ビジネスウオッチ

小野薬品、独メルクとライセンス契約

この記事の要約

小野薬品工業は4日、独製薬大手メルクとライセンス契約を締結したと発表した。同社が創製し開発中の多発性硬化症治療薬「ONO-4641」の開発・販売権をメルクに供与するとともに、メルクの子会社メルクセローノが開発中のがん免疫 […]

小野薬品工業は4日、独製薬大手メルクとライセンス契約を締結したと発表した。同社が創製し開発中の多発性硬化症治療薬「ONO-4641」の開発・販売権をメルクに供与するとともに、メルクの子会社メルクセローノが開発中のがん免疫療法薬「Stimuvax」を日本で共同開発・販売する。

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小野薬品はONO-4641の日本、韓国、台湾を除く全世界における開発・販売権をMerckに供与。契約一時金15億円を受け取るほか、開発の進捗に応じたマイルストンの支払いを受ける。上市後は売上高の目標達成に応じたマイルストンも受け取る。

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Stimuvaxはメルクが米Oncothyreon社から全世界を対象とする独占的な権利を獲得しており、現在、日本国外で第3相臨床試験、日本でも第2相臨床試験が行われている。小野薬品は契約一時金500万ユーロを支払い同薬の共同開発・販売をMerckと共同で実施する。

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