2011/11/7

総合 –EUウオッチャー

7-9月期の英成長率、前期比0.5%に拡大

この記事の要約

英政府統計局が1日発表した2011年7‐9月期の国内総生産(GDP)の実質伸び率(速報値)は前期比0.5%となり、前期の0.1%から大幅に拡大した。英国経済の柱であるサービス業が好調だったほか、前期に王子成婚式の関係で休 […]

英政府統計局が1日発表した2011年7‐9月期の国内総生産(GDP)の実質伸び率(速報値)は前期比0.5%となり、前期の0.1%から大幅に拡大した。英国経済の柱であるサービス業が好調だったほか、前期に王子成婚式の関係で休日が多く、生産が落ち込んだことによる反動効果も大きかった。

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GDPの4分の3を占めるサービス業の伸び率は0.7%。このほか鉱工業が0.5%増加した。建設業は不振でマイナス0.6%だった。

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英経済のプラス成長は3期連続。同期の成長率は予想の0.3%を上回った。ただ、今後は世界経済の先行き不安、ユーロ圏の債務危機による需要低迷や政府の財政緊縮策により景気悪化が避けられない見通しだ。

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英国はEU主要国で最初に7-9月期のGDPを発表した。EU統計局は15日に域内の統計(速報値)を発表する予定。

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