2011/11/21

産業・貿易

中国産コメの輸入規制強化、遺伝子組み換え品種の混入で

この記事の要約

EUは15日、中国産のコメおよび関連製品の輸入規制を強化したと発表した。域内での流通が認められていない遺伝子組み換え(GM)品種「Bt63」などの混入が確認される事例が増加しているため。これまでの輸出前の抜き打ち検査では […]

EUは15日、中国産のコメおよび関連製品の輸入規制を強化したと発表した。域内での流通が認められていない遺伝子組み換え(GM)品種「Bt63」などの混入が確認される事例が増加しているため。これまでの輸出前の抜き打ち検査ではなく、中国当局は域内向けに出荷する同国産のコメおよび関連製品すべてを検査することが求められる。EUは6カ月後に新規則導入の有効性を確認し、その後の対応を再検討する方針だ。

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中国のコメ関連製品にBt63の混入が見つかる例は、2006年9月から確認されており、その後も増加が続いている。EUは2008年4月、さまざまなGM品種が未確認のまま域内に持ち込まれる事態を回避するため、「食品および飼料に関する早期警告システム」(RASFF)を導入。食品獣医局(FVO)とともに調査を行っている。

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