EUは5日、ミャンマーに代表事務所を開設することで同国政府と合意したと発表した。ミャンマーの民主化の進展を評価したもので、必要な手続きを終え次第、可能な限り早期に開設するとしている。
\EUのアシュトン外交安全保障上級代表(EU外相)の報道官によると、ヤンゴンに開設される事務所は正式な代表部ではなく、在タイ代表部の管理下に置かれ、ミャンマーへの経済援助や政治対話を促進する役割を担う。
\EUはミャンマーの軍政、民主化弾圧を批判し、経済制裁を行ってきた。しかし、昨年に民政に移行し、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏を含む政治犯の釈放などを進めていることから、事務所開設を決めた。今後は経済制裁の解除が焦点となる。
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