2011/12/27

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感、2カ月連続改善

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が20日発表した2011年12月の独企業景況感指数(2005年=100)は107.2となり、前月の106.6から0.6ポイント上昇した。改善は2カ月連続。事業の現状判断を示す指数は3カ月連続で横ば […]

ドイツのIfo経済研究所が20日発表した2011年12月の独企業景況感指数(2005年=100)は107.2となり、前月の106.6から0.6ポイント上昇した。改善は2カ月連続。事業の現状判断を示す指数は3カ月連続で横ばいの116.7にとどまったものの、今後6カ月の見通しを示す期待指数は前月を1.1ポイント上回る98.4となり、2カ月連続で上昇した。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は西欧の景気冷え込みの影響を免れているようだ」との見方を示した。

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部門別でみると、卸売、小売、建設業では現状判断と期待指数がともに上昇した。製造業は現状判断がやや悪化したものの、期待指数は改善。国外事業の見通しもやや明るさを増した。

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