チェコ政府は25日の閣議で、EUの合意に沿って国際通貨基金(IMF)に15億ユーロを追加拠出することを決めた。チェコ中央銀行の外貨準備から、融資の形で提供する。
\EUは12月の首脳会議で、ユーロ圏の信用不安に対するIMFの支援能力を強化するため、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルと2011年にユーロに参加したばかりのエストニアを除くユーロ圏13カ国の中央銀行が1,500億ユーロを追加拠出することで合意。非ユーロ圏でもチェコ、スウェーデン、デンマーク、ポーランドが追加拠出に加わる。
\チェコの負担割り当ては35億ユーロだったが、すべて引き受けると中銀のユーロ資金が50%減少することから満額を拒否し、半分以下の15億ユーロにとどめた。
\追加拠出には議会の承認が必要となるが、連立与党が議会の過半数を占めていることから、問題なく可決される見込みだ。
\