2012/2/27

欧州ビジネスウオッチ

企業景況感4カ月連続で改善、内需が主導

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が23日発表した2月の独企業景況感指数(2005年=100)は109.6となり、前月の108.3から1.3ポイント上昇した。同指数の上昇は4カ月連続で、昨年7月以来の高水準に達した。内需型産業の小 […]

ドイツのIfo経済研究所が23日発表した2月の独企業景況感指数(2005年=100)は109.6となり、前月の108.3から1.3ポイント上昇した。同指数の上昇は4カ月連続で、昨年7月以来の高水準に達した。内需型産業の小売、卸売、建設が好調で、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツの景気は現在、内需がけん引車になっている」との見方を示した。

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事業の現状判断を示す指数は117.5で、前月から1.2ポイント上昇。昨年7月から続く低下傾向にひとまず歯止めがかかった。今後6カ月の見通しを示す期待指数は1.4ポイント上昇して102.3に達した。

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部門別では小売、卸売、建設で景況感指数が大きく上昇した。製造は現状判断がやや悪化したものの、期待指数は3カ月連続で改善し、全体でもやや上向いた。輸出の見通しは依然として良好という。

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