2012/4/2

総合 –EUウオッチャー

EU、日本の死刑執行に遺憾の意

この記事の要約

EUのアシュトン外相(外交安全保障上級代表)は3月29日、日本で1年8カ月ぶりに死刑が執行されたことに対して、遺憾の意を表明するとともに、日本政府に対し死刑執行を停止するよう改めて求めた。\ アシュトン氏は声明で、死刑囚 […]

EUのアシュトン外相(外交安全保障上級代表)は3月29日、日本で1年8カ月ぶりに死刑が執行されたことに対して、遺憾の意を表明するとともに、日本政府に対し死刑執行を停止するよう改めて求めた。

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アシュトン氏は声明で、死刑囚3人の刑が執行されたことについて、「1年8カ月ぶりに死刑の執行が再開されたことは極めて遺憾だ」と述べるとともに、日本政府に対して死刑廃止に向け死刑執行のモラトリアム(一時停止)を導入し、死刑を回避する世界的なトレンドに歩調を合わせるよう呼びかけた。

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日本の死刑執行をめぐっては欧州評議会議員会議(PACE)のミニョン議長も同日、「国際社会に対する冒とく」と強く非難する声明を発表した。

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EUは加盟27カ国が全て死刑制度を廃止しており、死刑廃止はEUへの加盟条件にもなっている。

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