2012/5/14

産業・貿易

殺生物性製品の規制改正、EU共通の認証制度導入へ

この記事の要約

EU加盟国は10日に開いた閣僚理事会で殺虫剤、殺菌剤など殺生物性製品(医療・農業用を除く)の販売、使用に関する規制の改正案を採択した。加盟国によって異なる規制を調和し、認可手続きを簡素化する。新ルールは2013年9月に施 […]

EU加盟国は10日に開いた閣僚理事会で殺虫剤、殺菌剤など殺生物性製品(医療・農業用を除く)の販売、使用に関する規制の改正案を採択した。加盟国によって異なる規制を調和し、認可手続きを簡素化する。新ルールは2013年9月に施行される。

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EUでは、殺生物性製品が人体や環境に悪影響を及ぼすことを防ぐため、利用できる成分を制限しているが、販売と使用の認可権は各国に委ねられている。このため、ある国で流通している製品が他の国では認められないケースがある。新ルールでは、認可基準の調和により、複数の加盟国が相互に製品を認証するシステムを整備する。さらに、各国独自の認可と並行して、EU共通の認証制度を導入する。同制度は段階的に導入し、2012年には大部分の製品に適用されるようになる。

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