2012/6/11

欧州ビジネスウオッチ

太陽電池Qセルズ、子会社を中国企業に売却

この記事の要約

4月に経営破たんした独太陽電池大手Qセルズは5日、モジュール子会社ソリブロを中国の再生可能エネルギー発電事業者、漢能に売却すると発表した。ソリブロは中核事業に属さないため、倒産以前から漢能に売却する方向で交渉を続けていた […]

4月に経営破たんした独太陽電池大手Qセルズは5日、モジュール子会社ソリブロを中国の再生可能エネルギー発電事業者、漢能に売却すると発表した。ソリブロは中核事業に属さないため、倒産以前から漢能に売却する方向で交渉を続けていたという。取引金額は明らかにしていない。

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ソリブロはCIGS薄膜太陽電池モジュールを生産、販売している。従業員数は430人。

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漢能は北京に本社を置く中国最大の再生可能エネルギー発電事業者で、薄膜太陽電池の研究開発と製造も手がける。従業員数は3,000人。ソリブロの買収により相乗効果を引き出し、競争力を強化するとしている。

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買収後は独タールハイムにあるソリブロ工場の生産能力を引き上げる。従業員は継続雇用する。

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