2012/7/2

欧州ビジネスウオッチ

英バークレイズに巨額の課徴金、金利不正操作で

この記事の要約

欧米の複数銀行が金利を不正操作していた疑いで調査を行っている英米当局は6月27日、英大手銀行バークレイズに総額4億5,300万ドル相当の課徴金を科したと発表した。\ バークレイズは、2005年から08年にかけて、ローン金 […]

欧米の複数銀行が金利を不正操作していた疑いで調査を行っている英米当局は6月27日、英大手銀行バークレイズに総額4億5,300万ドル相当の課徴金を科したと発表した。

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バークレイズは、2005年から08年にかけて、ローン金利の指標となるロンドン銀行間貸出金利(LIBOR)を不正に操作し、事業者や消費者向けローンの金利を引き上げていたとして、捜査対象となっていた。

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バークレイズは課徴金として、米国で商品先物取引委員会(CFTC)に2億ドル、司法省に1億6,000万ドル、英国で金融監督機関の金融サービス機構(FSA)に5,950万ポンド(9,300万ドル)を支払う。CFTCとFSAが科した制裁では、過去最高額となる。

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同問題では、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、ロイズ・バンキング・グループ、ドイツ銀行、スイスのUBSなども捜査対象となっている。

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