2012/7/9

欧州ビジネスウオッチ

航空機大手エアバス、米国でも生産へ

この記事の要約

欧州航空機大手のエアバスは2日、米アラバマ州モービルに同社初の米国工場を建設すると発表した。為替リスクを軽減するほか、現地の旅客機更新需要を取り込む狙いで、2015年から近・中距離旅客機「A320」シリーズの組み立てを開 […]

欧州航空機大手のエアバスは2日、米アラバマ州モービルに同社初の米国工場を建設すると発表した。為替リスクを軽減するほか、現地の旅客機更新需要を取り込む狙いで、2015年から近・中距離旅客機「A320」シリーズの組み立てを開始する。最終組み立て工場は仏トゥールーズ、独ハンブルク、天津に次いで4カ所目となる。

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投資額は6億ドルで、2016年から納機を開始。2018年以降は年40~50機を生産する予定だ。雇用規模は1,000人を見込む。

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米国の航空会社はこれまでコスト削減に取り組んできた関係で、古い機材を利用している。このため今後は更新需要が大きく伸びる見通しで、エアバスは同国の単通路旅客機の市場規模が今後20年で計4,600機に上ると試算している。

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モービルにはエアバス。従業員数は200人強。

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