2012/12/3

欧州ビジネスウオッチ

独メトロ、レアルの東欧事業売却

この記事の要約

独小売り大手のメトロは11月30日、郊外型大型店を展開する子会社レアルの東欧事業を仏同業オーシャンに売却すると発表した。債務の圧縮が目的で、売却額11億ユーロを債務の削減に投入。格付けを引き上げて資金調達コストを圧縮する […]

独小売り大手のメトロは11月30日、郊外型大型店を展開する子会社レアルの東欧事業を仏同業オーシャンに売却すると発表した。債務の圧縮が目的で、売却額11億ユーロを債務の削減に投入。格付けを引き上げて資金調達コストを圧縮する考えだ。同社は来年中の売却手続きを見込む。

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オーシャンに譲渡するのはポーランド、ロシア、ルーマニア、ウクライナの事業で、店舗91カ所のほか、不動産14件が含まれる。これら4カ国の従業員数は約2万人。昨年の売上高は26億ユーロ強だった。

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ドイツ本国とトルコの事業は手元に残す。トルコ事業は急速に成長しており、今後の可能性も大きいとみている。

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