2012/12/17

欧州ビジネスウオッチ

BMW、炭素繊維でボーイングと提携

この記事の要約

独高級車大手のBMWは12日、炭素繊維分野で航空機大手の米ボーイングと提携すると発表した。炭素繊維の利用で先行するボーイングからノウハウを吸収することなどが狙いで、両社はカーボン繊維の加工、生産のオートメーション化、リサ […]

独高級車大手のBMWは12日、炭素繊維分野で航空機大手の米ボーイングと提携すると発表した。炭素繊維の利用で先行するボーイングからノウハウを吸収することなどが狙いで、両社はカーボン繊維の加工、生産のオートメーション化、リサイクリング技術の分野で協力する。

\

炭素繊維の利用で航空機は自動車よりも進んでおり、ボーイングの新型中型旅客機「787(ドリームライナー)」では機体全体の半分以上を占める。

\

一方、自動車では採算を得にくいため、利用が進んでいない。炭素繊維製造の大半を手作業に頼っているためだ。

\

BMWは競合メーカーに先駆けて炭素繊維素材を本格的に用いた自動車(電気自動車「i3」)を来年、市場投入する。電気自動車はバッテリーの重量が極めて重いため、軽量化の必要性が従来型の自動車よりも高い。

\