2012/12/27

競争法

パナソニックが欧州裁に提訴、カルテルの制裁めぐり

この記事の要約

欧州委員会からブラウン管事業でカルテルを結んだとして制裁金の支払いを命じられたパナソニックは21日、同決定を不服として、欧州司法裁判所に提訴すると発表した。\ 欧州委は12月5日、パナソニック、東芝など6社に対して、テレ […]

欧州委員会からブラウン管事業でカルテルを結んだとして制裁金の支払いを命じられたパナソニックは21日、同決定を不服として、欧州司法裁判所に提訴すると発表した。

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欧州委は12月5日、パナソニック、東芝など6社に対して、テレビやコンピューターのモニターに使われるブラウン管の販売でカルテルを結んでいたとして、カルテルへの制裁としては過去最高額となる総額14億7,051万ユーロの制裁を科した。パナソニックの制裁額は単体で1億5,747万ユーロ、子会社のMT映像ディスプレイ、東芝との連帯責任で計9,462万ユーロ。

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パナソニックは声明で、欧州委に決定に「事実認定や法令の適用に疑義がある」として、欧州裁に提訴する意向を表明。パナソニックとMT映像ディスプレイはすでにブラウン管事業から撤退しているが、「裁判において両社の考え方を主張し、公正な判断を求めていく」としている。

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