ドイツのIfo経済研究所が19日発表した12月の独企業景況感指数は102.4となり、前月の101.4から1ポイント上昇した。同指数の改善は2カ月連続。今後6カ月の事業見通しを示す期待指数が大幅に上がっており、ハンスヴェルナー・ジン所長は「企業は今後への確信を強めた」との見方を示した。
\期待指数は前月の95.2から97.9に上昇。事業の現状判断を示す指数は108.1から107.1へと1ポイント低下したものの、その落ち込みは相殺された格好だ。
\部門別でみると、製造業と建設業は現状判断がやや落ち込んだものの、期待指数は大きく上昇した。製造業の輸出見通しは前月に引き続き改善している。
\小売業と卸売業では現状判断と期待指数がともに落ち込んだ。クリスマス商戦が期待を下回っていることが響いたもようだ。
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