2013/2/11

総合 –EUウオッチャー

ユーロ偽造への最低量刑統一、欧州委が提案

この記事の要約

欧州委員会は5日、ユーロ紙幣・硬貨の偽造に対する最低量刑を加盟国で統一することを提案した。量刑が軽い国で偽造が横行していることを受けたもので、各国が6カ月以上の禁固刑を科すようにする。加盟国による承認を経て実施する。\ […]

欧州委員会は5日、ユーロ紙幣・硬貨の偽造に対する最低量刑を加盟国で統一することを提案した。量刑が軽い国で偽造が横行していることを受けたもので、各国が6カ月以上の禁固刑を科すようにする。加盟国による承認を経て実施する。

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EUでは現在、ユーロ偽造に対する刑事罰が国によって大きなばらつきがあり、ギリシャ、ルクセンブルクで10年以上の禁固刑が科される一方で、アイルランド、リトアニアでは罰金刑しか適用されない。また、英国、フランス、ブルガリア、オーストリアなどでは最低量刑が決まっていない。

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欧州委はユーロ偽造防止の一環として、悪質なケースへの最低量刑を6カ月以上の禁固刑に統一することを提案した。加盟国は独自の判断で、さらに重い刑を科すことができる。

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