2013/3/18

欧州ビジネスウオッチ

大韓航空、チェコ航空の株式44%取得

この記事の要約

チェコ政府は13日、経営難に陥っている国営チェコ航空(CSA)の株式44%を韓国の大韓航空に売却することを正式決定したと発表した。売却額は2億6,400万ユーロ。これによって大韓航空はCSAの事実上の経営権を握り、同社の […]

チェコ政府は13日、経営難に陥っている国営チェコ航空(CSA)の株式44%を韓国の大韓航空に売却することを正式決定したと発表した。売却額は2億6,400万ユーロ。これによって大韓航空はCSAの事実上の経営権を握り、同社の再建を進めていくことになる。

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チェコ政府が95.7%を出資するCSAは経営不振が続いており、2011年は2億4,100万コルナ(約940万ユーロ)の赤字を計上した。政府は外国航空会社の資本参加によって同社を立て直すため、EU内の航空会社に域外航空会社が過半数を出資することを禁じるEUのルールに沿って、CSAの株式44%を入札を通じて売却することを決定。唯一応札した大韓航空への売却が決まった。4月9日の売買契約調印、6月末までの売却手続き完了を見込んでいる。

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