2013/5/6

欧州ビジネスウオッチ

独テレコムとテレフォニカ、超高速固定通信で提携

この記事の要約

独通信最大手のドイツテレコムは2日、超高速固定通信分野でスペイン同業テレフォニカの独法人と提携することで基本合意したと発表した。ドイツテレコムが構築するVDSL2ベクタリング通信インフラをテレフォニカも利用できるようにす […]

独通信最大手のドイツテレコムは2日、超高速固定通信分野でスペイン同業テレフォニカの独法人と提携することで基本合意したと発表した。ドイツテレコムが構築するVDSL2ベクタリング通信インフラをテレフォニカも利用できるようにすることが柱。これによりテレコムは同通信インフラ構築の投資リスクを軽減する。

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通信網監視当局(BNetzA)と連邦カルテル庁の許可が下りれば、来年から提携を開始する。テレフォニカの独法人の顧客はドイツテレコムのVDSL2ベクタリング通信インフラをベースとした超高速通信サービスを利用できるようになる。

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VDSL2ベクタリングは仏通信機器大手アルカテル・ルーセントが開発した次世代超高速通信技術で、VDSLの改良版。既存のメタル回線(銅線)を使用したままで、自宅まで直接光ケーブルを引き込んだ場合に匹敵する50~100メガビット/秒の通信速度を実現する。

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