2013/5/27

競争法

ルフトハンザなど3社の是正案を受け入れ、大西洋路線の提携で

この記事の要約

欧州委員会は23日、独ルフトハンザ航空と米ユナイテッド航空、エア・カナダによるフランクフルト~ニューヨーク路線での提携が競争を阻害する恐れがあるとして調査を行っている問題で、3社が提示した是正策を受け入れると発表した。こ […]

欧州委員会は23日、独ルフトハンザ航空と米ユナイテッド航空、エア・カナダによるフランクフルト~ニューヨーク路線での提携が競争を阻害する恐れがあるとして調査を行っている問題で、3社が提示した是正策を受け入れると発表した。これによって同問題は解決し、3社の提携が認められることになった。

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航空連合「スターアライアンス」に加盟する3社は、フランクフルト~ニューヨーク路線で得られる利益を事前に決めた配分率で分け合う「レベニュー・シェア」提携を結んだ。これについて欧州委は2009年、同路線の健全な競争が損なわれ、運賃引き上げにつながる恐れがあるとして調査を開始していた。

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3社は同問題に対応するため、同路線の離発着の一部をライバルの航空会社に譲渡することや、他社便との接続を改善し、他社が自社便と接続する便の航空券を一括で販売できるようにする是正案を昨年12月に提示。欧州委はこれによって競争上の問題は払しょくされるとして提案を受け入れた。

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