2013/9/23

競争法

レプソルなど2社の訴え棄却、アスファルト原料のカルテルで=欧州裁

この記事の要約

欧州司法裁判所の一般裁判所は16日、アスファルト原料をめぐるカルテルで欧州委員会から制裁金の支払いを命じられたスペインの石油大手レプソルとセプサが同決定を不服として提訴していた問題で、両社の訴えを退ける判決を下した。\ […]

欧州司法裁判所の一般裁判所は16日、アスファルト原料をめぐるカルテルで欧州委員会から制裁金の支払いを命じられたスペインの石油大手レプソルとセプサが同決定を不服として提訴していた問題で、両社の訴えを退ける判決を下した。

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欧州委は2007年、レプソル、セプサとニナス(スウェーデン)、GALPエネルジア(ポルトガル)の4社が、スペインの道路舗装に使われるアスファルトの原料となるビチューメンの販売で、1991年から2002年かけて価格カルテルを結んでいたとして、総額1億8,300万ユーロの制裁金支払いを命じた。制裁額はレプソルが8,049万ユーロ、セプサが8,385万ユーロ、ニナスが1,060万ユーロ、GALPエネルジアが870万ユーロ。

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これに関してレプソルとセプサは不服として、制裁の取り消し、または減額を求めて提訴していた。しかし、欧州裁は訴えを全面的に退け、欧州委が決めた額の制裁金支払いを命じた。

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