2013/9/23

欧州ビジネスウオッチ

アウディ、ブラジルで生産へ

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは17日、ブラジルで2015年から完成車を生産する計画を発表した。2020年までに生産台数を200万台に引き上げる目標の達成に向けた措置。高額な輸入関税を回避する […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは17日、ブラジルで2015年から完成車を生産する計画を発表した。2020年までに生産台数を200万台に引き上げる目標の達成に向けた措置。高額な輸入関税を回避する狙いもある。

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ブラジル南部のパラナ州サン・ジョゼー・ドス・ピニャイスにあるVW工場で、小型車「A3」セダンと小型SUV「Q3」を生産する。生産台数は年3万台の予定で、同社は1億5,000万ユーロを投じる。

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アウディは欧州域外での生産を強化しており、今年末には広東州仏山市で同社2番目の中国工場を開設。16年にはメキシコでも生産に乗り出す。アウディは声明で「ブラジルに関する今日の決定により、わが社は全BRICs諸国に製品を最適に供給できるようになる」との認識を示した。

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ブラジルでは現調率65%未満の自動車に35%の輸入関税が課されており、競合するBMWはすでに現地工場の建設を進めている。ダイムラーも同地で生産する意向を示しており、アウディはライバル2社に追従した格好だ。

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アウディは1998年、サン・ジョゼー・ドス・ピニャイス工場でA3の生産を開始したが、現地需要が少ないため06年で打ち切った経緯がある。

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