2013/10/7

総合 –EUウオッチャー

7月のユーロ圏失業率は12%、2年5カ月ぶりに低下

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の7月の失業率(修正値・季節調整済み)は12%で、過去最高だった前月の12.1%を0.1ポイント下回った。失業率の低下は、2011年2月以来2年5カ月ぶり。なお高水準にあるも […]

EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の7月の失業率(修正値・季節調整済み)は12%で、過去最高だった前月の12.1%を0.1ポイント下回った。失業率の低下は、2011年2月以来2年5カ月ぶり。なお高水準にあるものの、景気回復に伴って雇用悪化は底を打ったとの見方が出ている。(表参照)

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ユーロ圏の失業率は速報値で12.1%となっていたが、12%に下方修正された。同日発表された8月の失業率は、ユーロ圏が12%、EUが10.9%で、いずれも前月と同水準だった。

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主要国の8月の失業率は、ドイツが5.2%、フランスが11%、スペインが26.2%で、前月と変わらず。イタリアは12.2%で、0.1ポイント悪化した。

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一方、25歳以下の失業率は、ユーロ圏が23.7%、EUが23.3%と高水準にあるが、前月から0.1ポイント改善しており、雇用悪化に歯止めがかかったことを裏付けている。

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