2013/10/28

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感、6カ月ぶり悪化

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が25日発表した10月の独企業景況感指数(2005年=100)は107.4となり、前月の107.7を0.4ポイント下回った。同指数の低下は6カ月ぶり。今後6カ月の事業見通しを示す期待指数と現状判断 […]

ドイツのIfo経済研究所が25日発表した10月の独企業景況感指数(2005年=100)は107.4となり、前月の107.7を0.4ポイント下回った。同指数の低下は6カ月ぶり。今後6カ月の事業見通しを示す期待指数と現状判断指数がともに悪化しており、Ifoのカイ・カルステンゼン景気調査センター長は「ドイツの景気はまだ軌道に乗りきっていない」との見方を示した。

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部門別でみると、製造業では現状判断と期待指数がともに悪化した。ただ、工場稼働率に変化はなく、輸出見通しは今年の最高を記録している。

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小売業では期待指数が大きく落ち込み、現状判断もやや低下。卸売業は期待指数がわずかに後退したものの、現状判断が大きく改善し、全体でも好転した。

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建設業は期待指数がやや改善、現状判断がやや悪化で、全体では微減となった。

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