2013/12/16

欧州ビジネスウオッチ

サンタンデール、上海銀行に8%出資

この記事の要約

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールは10日、中国の大手地方銀行である上海銀行の株式8%を英HSBCホールディングスから4億7,000万ユーロで取得することで合意したと発表した。これによりサンタンデールは上海銀行の […]

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールは10日、中国の大手地方銀行である上海銀行の株式8%を英HSBCホールディングスから4億7,000万ユーロで取得することで合意したと発表した。これによりサンタンデールは上海銀行の第2位株主となる。

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サンタンデールは欧州、中南米に集中している事業をアジアに広げる戦略を進めており、今年に入って北京銀行の消費者金融部門の株式20%を取得したばかり。上海銀行への出資によって、中国進出を強化する。出資に伴って同行と業務提携も結び、中国でのホールセール・バンキング(卸売銀行)業務の展開で協力する。

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HSBCは非中核事業整理の一環として、2001年に取得した上海銀行株の売却を決めた。中国では19%を出資する交通銀行を通じて、引き続き積極的に事業を展開していくとしている。

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