独製薬大手バイエルは12月19日、ノルウェー同業アルジェタを買収することで合意したと発表した。株式公開買い付け(TOB)を通じて総額179億クローネ(約21億4,000万ユーロ)で買収する。
バイエルは2013年11月、アルジェタに1株当たり336クローネでの買収を提案していた。バイエルによると、同価格を362クローネに引き上げ、アルジェタ経営陣の同意を取り付けた。
アルジェタは抗がん剤に特化した製薬会社。バイエルとは前立腺がん治療薬「ゾフィーゴ」の開発で提携していた。バイエルは同社の買収によって、13年に米国での販売が開始されたゾフィーゴの全事業権を得ることになる。