2014/1/13

欧州ビジネスウオッチ

マースクが小売部門の株式売却、海運など中核事業に集中

この記事の要約

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースクは7日、同国のソーリング・グループと合弁展開する小売部門の大部分の株式を売却すると発表した。中核事業に経営資源を集中する戦略の一環。スーパーマーケット・チェーンのダンスク・ス […]

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースクは7日、同国のソーリング・グループと合弁展開する小売部門の大部分の株式を売却すると発表した。中核事業に経営資源を集中する戦略の一環。スーパーマーケット・チェーンのダンスク・スーパーマーケッドの株式48.68%と、デパート運営Fソーリング(F. Salling)の株式18.72%をソーリングに170億クローネ(約22億8,000万ユーロ)で譲渡する。

ダンスク・スーパーマーケッドは北欧諸国とドイツ、ポーランドで約1,200店舗を運営している。マースクは今回の株式売却により、ダンスクとFソーリングへの出資比率がともに19%まで縮小する。ソーリング・グループとの合意では、5年後に残る株式を売却する選択権も持つ。