2014/2/10

欧州ビジネスウオッチ

ボーダフォンの現法完全子会社、インド政府が承認

この記事の要約

インド政府は6日、携帯電話サービス大手の英ボーダフォンが現地法人ボーダフォン・インディアを完全子会社化する計画を承認した。ボーダフォンは84.5%を出資するボーダフォン・インディアの残る株式を1,014億ルピー(約1,6 […]

インド政府は6日、携帯電話サービス大手の英ボーダフォンが現地法人ボーダフォン・インディアを完全子会社化する計画を承認した。ボーダフォンは84.5%を出資するボーダフォン・インディアの残る株式を1,014億ルピー(約1,665億円)で取得する。

ボーダフォン・インディアはインド2位の携帯電話サービス会社。ボーダフォンはインド政府が昨年7月、通信業界の外資出資上限を74%から100%に引き上げたことを受けて、地場ピラマル・エンタープライジズやボーダフォン・インディアのアナルジット・シン会長をはじめとする投資家グループが保有する残り株の取得を決めていた。

一方、ボーダフォンが同日発表した2013年10-12月期(第3四半期)の売上高は95億8,700万ポンド(約115億5,300万ユーロ)で、前年同期から1.5%減少した。新興市場での販売が好調だったが、欧州事業が不振で減収となった。