2014/2/24

欧州ビジネスウオッチ

シェル、豪下流部門の大半を売却

この記事の要約

石油大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは21日、豪州で運営する製油所、ガソリンスタンドなど下流部門の大半をスイスの石油商社ヴィトルに29億豪ドル(約2,667億円)で売却すると発表した。年内の売却手続き完了を見込む。 シ […]

石油大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは21日、豪州で運営する製油所、ガソリンスタンドなど下流部門の大半をスイスの石油商社ヴィトルに29億豪ドル(約2,667億円)で売却すると発表した。年内の売却手続き完了を見込む。

シェルは豪州で運営する唯一の石油精製施設であるジーロング製油所、870カ所の給油所や、燃料、石油化学事業、潤滑油事業の一部を売却する。

シェルは収益力の高い石油・ガス開発に経営資源を集中するため、下流部門の整理を進めており、英国、ドイツ、フランス、ノルウェー、チェコの製油所を売却したばかり。豪州での下流事業は航空燃料部門だけとなる。