2014/3/31

産業・貿易

3月のユーロ圏PMI、やや低下も高水準

この記事の要約

英金融情報会社マークイットが24日発表した3月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)は、製造業とサービス業を合わせた総合指数(速報値)が53.2となり、32カ月ぶりの高水準だった前月の53.3をわずかに下回った。それで […]

英金融情報会社マークイットが24日発表した3月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)は、製造業とサービス業を合わせた総合指数(速報値)が53.2となり、32カ月ぶりの高水準だった前月の53.3をわずかに下回った。それでも1~3月の四半期ベースでは2011年4~6月期以来の高水準となっており、ユーロ圏の景気回復が軌道に乗っていることをうかがわせている。

PMIは景気動向の指標として市場で重視される。50以上が景況改善、未満が悪化となる。2月はドイツが低下したものの、引き続き高いレベルを維持。フランスが2年半ぶり高水準の51.6に上昇した。

ユーロ圏の2013年10~12月期の域内総生産(GDP)伸び率は前期比0.3%。マークイットは1~3月期の伸び率は、PMIに基づくと0.5%まで拡大するとの見通しを示している。