2022年10月31日

35年までにガソリン車の新車販売禁止へ、EU3機関が合意

EU閣僚理事会と欧州議会、欧州委員会は27日、ガソリン車など内燃機関の新車販売を2035年までに事実上禁止する法案の内容で合意した。正式な手続きを経て法案が成立すると、二酸化炭素(CO2)を排出する乗用車と小型商用車は、 […]

ECBが0.75ポイント利上げ、物価高で前回に続き

欧州中央銀行(ECB)は27日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.75ポイント引き上げることを決めた。物価高に歯止めがかからないため、9月に続いて通常の3倍となる大幅利上げに踏み切った。 利上げは3会合連続。主要政策

ガス価格の上限設定は平行線、11月24日に次回会合

EU加盟国は25日、ルクセンブルクでエネルギー相会合を開き、天然ガスの価格に上限を設ける案について協議したが、合意形成には至らなかった。加盟国は11月24日に臨時会合を開き、再びこの問題について討議する。次回会合ではガス

スマホなどの充電器を「USB-C」に統一、新ルールが最終承認

EU域内で販売されるスマートフォンなど携帯型電子機器の充電器の端子を「USB-C」と呼ばれるタイプに統一する指令案が24日、加盟国の関連担当相理事会で承認された。これによって同指令案が成立し、新ルールが近く発効する。 対

域内の新築建物、30年までに排出ゼロへ

EU加盟国は25日に開いたエネルギー相理事会で、建物の省エネ化推進に関する指令の改正で合意した。新築の建物は2030年、既存の建物は2050年までに温室効果ガス排出をゼロとすることを求める。欧州議会の承認を経て正式決定と

大気・水・土壌の汚染防止と都市排水、規制強化へ

欧州委員会は26日、大気と地表および地下水の汚染防止と、都市排水処理に関する規制強化案を発表した。EUは2050年までの気候中立を目指す「欧州グリーンディール」の一環として、同年までに有害物質による大気や水、土壌の汚染を

独経済がプラス成長確保、7~9月GDPは0.3%増

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前期を0.3%上回った。物価高騰、ウクライナ戦争、サプライチェーンのひっ迫、コロナ禍など経済環境は厳しく

ユーロ圏建設業生産高、8月は2.3%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の8月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比2.3%で、8カ月連続のプラスとなった。上げ幅は前月の2.1%を上回った。(表参照) 分野別では建築が2.4%増、

英新首相にスナク元財務相、政局安定へ主要閣僚は続投

20日に辞意を表明した英トラス首相の後任として、与党・保守党の新党首となったリシ・スナク元財務相が25日、首相に就任した。英国史上初のアジア系かつ最年少の首相が誕生した。スナク氏はチャールズ国王から任命を受けた直後の就任

クレディ・スイスが再建策発表、40億フランの増資など

経営難に陥っているスイスの金融大手クレディ・スイス・グループは27日、大規模な再建計画を発表した。40億スイスフラン(約5,900億円)の増資を実施する一方、一部の事業を売却するなど体制をスリム化して経営改善を進める。

メルセデスがロシアから撤退、工場など現地企業に売却

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは26日、ロシアの販売子会社と工場を現地の販売会社アフトドーム(Avtodom)に売却する計画を明らかにした。メルセデスはロシアのウクライナ進攻直後に露事業を停止しているが、現地の資産に

フィリップスが従業員5%削減、リコールによる経営悪化で

オランダの医療機器大手フィリップスは24日、睡眠ケア製品のリコール(自主回収)による経営悪化に対応するため、約4,000人の従業員を削減すると発表した。全世界の従業員の約5%に相当する大型リストラとなる。 当初の削減はオ

三菱商事が独社と合弁、素材産業向けにサービス提供

三菱商事は27日、独FEVグループ傘下のFEVコンサルティングと合弁会社を設立したと発表した。素材産業向けにコンサルティング・エンジニアリングサービスを提供していく。 折半出資の新会社ビヨンド・マテリアルズを東京都千代田

独政府、嗜好用大麻を合法化へ

ドイツ政府は26日の閣議で、嗜好用大麻を合法化する方針を了承した。大麻消費のすそ野は広いものの、法的に禁止されていることから犯罪組織の資金源となっている。合法化により闇市場を封じ込める意向だ。欧州連合(EU)欧州委員会の

ハンガリー中銀が金利据え置き、物価安定を優先

ハンガリー中央銀行は25日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。景気に減速がみられる中、高金利で物価上昇に歯止めをかける引き締め政策を維持する。中銀は前回まで17会合連続で利上げを実施しており、前回会合で利上げサイク

ロシア中銀が金利据え置き、インフレリスクを警戒

ロシア中央銀行は28日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。中銀は前回まで6会合連続で利下げを行っていた。インフレ率の低下が続く中、インフレリスクの高まりを警戒し追加利下

米フォードがロシアから完全撤退、合弁事業の株式売却

米自動車大手フォードは26日、ロシアの合弁会社の株式を売却し、同国から完全撤退すると発表した。ウクライナへの軍事侵攻を受けた措置。すでに3月から同国での製造、部品供給、ITおよびエンジニアリングサポートにいたる全事業を停

韓国電池メーカーのANPエネルテック、ポーランドに工場設置

ポーランド投資貿易庁(PAIH)はこのほど、韓国のリチウムイオン電池メーカー、ANPエネルテックが同国での工場新設を計画していることを明らかにした。建設予定地は南西部にあるヴァウブジフ経済地域(WSEZ)で、投資額は1億

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