EU統計局ユーロスタットが7日発表した2022年4~6月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.8%増となり、既報値の0.6%から0.2ポイント上方修正された。(表参照)
前年同期比では4.1%増で、こちらも0.2ポイントの上方修正。EU27カ国ベースでは前期比0.7%増、前年同期比4.2%増となり、それぞれ既報値を0.1ポイント、0.2ポイントの幅で上回った。
主要国の前期比のGDP伸び率はドイツが0.1%。速報値のゼロ成長から上方修正されたたものの、前期の0.8%から大きく縮小した。フランスは0.5%、イタリアとスペインは1.1%だった。
ユーロ圏のGDPを分野別にみると、設備投資が前期比0.9%増と、前期の0.8%減から急回復。ゼロ成長だった個人消費が1.3%増と持ち直した。