EU統計局ユーロスタットが13日に発表したユーロ圏の2022年11月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.0%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。サプライチェーンの混乱が解消されつつあることなどで上向いたもようだ。(表参照)
分野別では中間財が0.8%、資本財が1.0%、耐久消費財が0.4%の幅で上昇した。エネルギーは0.9%、非耐久消費財は1.3%の下落だった。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は0.9%上昇。主要国はドイツが0.6%、フランスが2.1%上昇したが、イタリアが0.3%、スペインが0.7%の下落となり、明暗が分かれた。
前年同月比ではユーロ圏、EUとも2.0%上昇したが、上げ幅はそれぞれ前月の3.4%、3.7%を下回った。