欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/8

EU情報

4月のユーロ圏の失業率11.1%、3年ぶり低水準に

この記事の要約

ユーロ圏の雇用が景気回復に伴い改善している。EU統計局ユーロスタットが3日発表した4月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.1%で、前月の11.2%(速報値の11.3%から改定)から0.1ポイント低下。2012年4月以 […]

ユーロ圏の雇用が景気回復に伴い改善している。EU統計局ユーロスタットが3日発表した4月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.1%で、前月の11.2%(速報値の11.3%から改定)から0.1ポイント低下。2012年4月以来3年ぶりの低水準となった。(表参照)

EU28カ国ベースの失業率は前月と同じ9.7%。4月のデータが出そろっている23カ国ではイタリア、スペインなど10カ国で下がった。最低はドイツの4.7%。最高のギリシャは25.4%(2月時点)と引き続き高水準にあるが、前月から0.2ポイント低下した。

同月の失業者数はユーロ圏が前月を13万下回る1,784万6,000人、EUが同12万6,000人減の2,350万4,000人と推定されている。