欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/22

西欧

エボニックとアクゾノーベル、塩素生産などで提携

この記事の要約

独特殊化学大手のエボニックは16日、オランダ同業アクゾノーベルと折半出資の合弁会社を設立すると発表した。環境に優しい生産施設を共同で建設・運営し、水酸化カリウムと塩素を生産する。 両社は合弁会社を通じて、膜電解法を用いる […]

独特殊化学大手のエボニックは16日、オランダ同業アクゾノーベルと折半出資の合弁会社を設立すると発表した。環境に優しい生産施設を共同で建設・運営し、水酸化カリウムと塩素を生産する。

両社は合弁会社を通じて、膜電解法を用いる生産施設を独北部イッベンビューレンにあるアクゾノーベルの工場内に建設する。投資額は明らかにしていない。呼び容量は水酸化カリウムで年13万トン、塩素で8万トン。2017年第4四半期から生産を開始し、塩素はアクゾノーベル、水酸化カリウムはエボニックが販売する。

塩素と水酸化カリウム、水酸化ナトリウムではこれまで、水銀電解法を用いて生産されてきたが、18年から禁止されるため、環境に優しい膜電解法の施設を設置する。