欧州委員会が1月28日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は105となり、前月の106.7から1.7ポイント悪化した。同指数の低下は2カ月ぶり。小売業を除く分野で悪化した。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業とサービス業が1.2ポイント、消費者が0.6ポイント、建設業が1.5ポイントの幅で低下した。小売業は横ばいだった。
EU28カ国ベースのESIは前月を1.8ポイント下回る106.7。主要国ではフランスを除いて悪化した。下げ幅はスペインが4.1ポイント、英国が3.5ポイント、ドイツが2.1ポイント、イタリアが1.7ポイントとなっている。