欧州電機大手のフィリップス(オランダ)が1月26日発表した2015年12月通期決算の純利益は6億4,500万ユーロとなり、前期から55%増加した。医療機器、ジューサーなどライフスタイル製品の販売が好調だったほか、合理化費用が縮小し、収益を押し上げた。
売上高(継続事業ベース)は2%増の242億ユーロ。10~12月期は年金関連の引当金を計上したことが響いて4,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1億3,900万ユーロ)から悪化した。
一方、フランス・ファン・ホーテン社長は記者会見で、照明部門を分離する計画について、予定通り年内に完了させる意向を表明。新規株式公開(IPO)または売却の形での実施を検討していることを明らかにした。