オランダ小売大手のロイヤル・アホールドとベルギー同業デレーズの合併計画が、両社がそれぞれ14日に開いた臨時株主総会で承認された。これによって合併は、実現に向けて大きく前進。ベルギー、米国当局の承認を経て成立する見通しとなった。
アホールドとデレーズは昨年6月、合併で合意していた。実質的にアホールドによる買収で、同社が合併で誕生する新会社「アホールド・デレーズ」の株式61%を握る。
両社は欧州のほか米国に大きな事業基盤を持ち、同国でアホールドは「ショップ&ショップ」「ジャイアント」、デレーズは「フード・ライオン」「ハナフォード」のブランド名で食品スーパーを運営している。アホールド・デレーズが展開する約6,500店のうち2,000店以上が米国の店舗となる。