ギリシャのピレウス港民営化、中国企業と正式契約

ギリシャの国有資産売却を進める政府機関の資産開発基金(HRADF)は8日、国内最大の港湾であるピレウス港の売却について、中国海運大手の中国遠洋運輸集団と正式契約を締結した。チプラス政権下で2件目の民営化となる。

ピレウス港の売却は、債務危機に陥ったギリシャ政府が国際金融支援を受ける見返りとして約束した国営企業民営化の一部。1月に同港を運営する国営企業の株式67%を3億6,850万ユーロで中国遠洋に売却することを決めていた。

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